「ChatGPT・Claude・Gemini、結局どれを使えばいいの?」と迷っている、小さな会社の非エンジニアに向けた話
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「AIを仕事に使ってみたいけど、ChatGPTとClaudeとGemini、どれに課金すればいいのか分からない」。少人数の会社で営業も事務も兼ねている人ほど、比べる時間がとれずに止まってしまう、という声はよく聞く。
この記事では、各社の公式ページで確認できた料金・無料プランの中身と、このブログでこれまで実際に試した結果だけを材料に、使い分けを整理する。どのAIが一番賢いか、といったランキングはしない。試していないことは書かない。

※この記事の内容を当ブログで1枚にまとめた早見表。
先に結論:小さな会社なら、こう分ける
- 「Claude」:走り書きのメモを表にする、合計を検算する、文面を整える、といった事務の下ごしらえ。このブログで一番多く試しているのがここだ(後述)。
- 「Gemini」:会社のメールや書類がGoogle(Gmail・Googleドキュメント)中心なら候補になる。有料のGoogle AI Plusから「GmailやVidsでGemini」が使える、と公式の料金ページに書かれている。
- 「ChatGPT」:社内ですでに使っている人が多いなら、まずそれを続けるのが一番手間がない。ただ、今回は公式の料金ページを開けなかった(後述)ので、料金や機能の比較はしない。
そして、3つのどれを選んでも残る作業がある。「話して入力する」ところと、「できた文章をSNSに投稿する」ところだ。ここは専用ツールに任せたほうがいい、というのがこのブログの今の考えだ。最後にまとめて紹介する。
料金と無料プラン(2026年10月14日に公式ページで確認)
料金は変わることがあるので、申し込む前に必ず公式ページで確かめてほしい。
Claude(公式:claude.com/pricing、ドル表示)
- 無料(Free):0ドル。Web・デスクトップ・スマホで使え、Web検索、ファイル作成とコードの実行、会話をまたいだメモリ、外部アプリとの接続、Artifacts(その場で作れる表やページ)が使える。プロジェクトは5つまで。
- Pro:年払いなら月17ドル(年200ドルを前払い)、月払いなら月20ドル。無料版より多く使え、Research機能やClaude in Chromeなどが加わる。
- Max:月100ドルから。Proの5倍または20倍の使用量を選ぶ形。
Gemini(公式:gemini.google/subscriptions、円表示)
- 無料:0円(Googleアカウントがあれば)。画像の生成・編集、Deep Research、Gemini Live、Canvas、Gemが使え、15GBのストレージが付く。
- Google AI Plus:月725円。無料版の2倍の使用量上限、GmailやVidsでのGemini、400GBのストレージ。
- Google AI Pro:月2,900円。無料版の4倍の使用量上限、5TBのストレージなど。
- Google AI Ultra:月14,500円から。
ChatGPT
公式の料金ページ(chatgpt.com/pricing)と公式ヘルプは、こちらの確認環境からは表示できなかった(アクセスが拒否された)。公式で確かめられなかったので、料金・無料枠・機能はここには書かない。他のサイトの情報を孫引きすると、古い料金を載せてしまうおそれがあるためだ。気になる人は上のリンクから直接見てほしい。
ちなみにClaudeはドル、Geminiは円で表示されていて、税の扱いも違う(Claudeの料金ページには「税は含まない」とある)。単純な金額の大小で比べないほうがいい。
このブログで実際に試して分かったこと
ここからは、料金表では分からない「使ってみてどうだったか」だ。どれも架空のデータを使った実験で、試行はそれぞれ1回だけ。毎回同じ結果になるとは限らない。
Claude:事務の下ごしらえは任せられる。ただし日付と「足された一文」は自分で見る
- 検算:わざと間違えた見積もりの合計を渡すと、正しい合計とのズレの金額まで指摘した(見積もりの検算を頼んだ記事)。
- 議事録:走り書きのメモを、担当者と期限の入ったToDoの表にしてくれた。一方で、曜日を間違えていた(10月3日を金曜としていたが、実際は土曜)。日付と曜日は自分で確かめる必要があった(打ち合わせメモを議事録にした記事)。
- 重複チェック:表記ゆれだらけの15件の取引先リストから、仕込んだ重複5組をすべて見つけ、紛らわしい2組は「要確認」として残した。
音声入力:4つ比べたら、差がはっきり出た
以前、言い直しや「えーっと」を混ぜた同じ原稿を読み上げて、ChatGPT・Gemini・Claude・Typelessの音声入力を比べたことがある(1回だけの比較)。
- ChatGPT:「えっと」がほぼ残り、言い直す前と後の両方が書かれた。
- Gemini:「えーっと」を取り除き、言い直しは直したあとの内容だけを残した。海外サービスの名前も正確に書けていた。
- Claude:言い直しの部分が意味の通らない一文になり、「120%」の「%」が消えていた。
- Typeless:口ぐせと言い直しを処理したうえで、参加者・議題を箇条書きに整えて返した。ただし、海外サービスの名前はカタカナの聞こえたままで、ここはGeminiのほうが上だった。
つまり、「文章を整える」のが得意なAIと、「話した言葉を文字にする」のが得意なツールは別だった。Claudeを選ぶ人ほど、入力のところは別のツールに任せたほうがいい、というのが今のところの結論だ。
AIの外側にある2つの作業は、専用ツールに任せる
話して入力する → Typeless
外回りの移動中に話して残し、あとでClaudeに整えてもらう。この「話して残す」部分は、音声入力専用のTypelessに任せるのがよさそうだ。上の比較で、口ぐせと言い直しを処理したうえで箇条書きまで整えてくれたのはTypelessだけだった。
- 使える端末:iOS・Androidのスマホと、Mac・Windowsのパソコン(公式サイトの表示)。
- 料金:無料プランは「1週間に使える語数に上限あり」。有料のProは年払いで月12ドル、月払いで月30ドル(2026年10月12日に公式の料金ページで確認)。
話して残す→Claudeで報告書にする流れは、商談報告を話して残してClaudeに整えてもらった記事で詳しく試している。
できた文章をSNSに予約投稿する → Publora
AIで告知文を作っても、X・Instagram・LinkedInなどに1つずつ貼って投稿する手間は残る。Publoraは、1回の操作で複数のSNSにまとめて予約投稿できるツールだ。
- 無料(Starter):SNSアカウント3つまで、月15投稿まで。ただし無料プランはXに対応していない(X以外の全プラットフォーム)。
- Pro:月29.95ドル(アカウント5つの場合。1アカウント5.99ドルで、数が増えると単価が下がる)。投稿数は無制限で、Xにも対応。
(2026年10月14日に公式の料金ページで確認。)求人告知を複数のSNSに出す使い方は、求人告知の記事にまとめている。
どれを選ぶにしても、先に決めておきたいこと
- お客さんの名前や個人情報を、そのまま貼らない。このブログの実験は、すべて架空の会社名・人名で行っている。外部のAIサービスに業務の情報を渡してよいかは、先に自分の会社のルールを確認してほしい。
- まず1つに絞って、無料プランで1週間使う。3つ同時に試すと、どれも中途半端になりやすい。無料プランの範囲で、いつもの作業(メモの整理、メールの下書きなど)を1つ任せてみて、足りなくなってから課金を考えれば十分だ。
- 数字と日付は、どのAIでも自分で確かめる。上の議事録の例のように、表の形はきれいでも曜日が違っていた、ということは実際に起きた。
まとめ
公式ページで確認できた範囲では、ClaudeもGeminiも無料プランでかなりのことができる。事務の下ごしらえならClaude、Google中心の会社ならGemini、すでに社内で使っているならChatGPT、という分け方で迷いは減るはずだ。そして、どのAIを選んでも残る「話して入力する」「SNSに投稿する」の2つは、TypelessとPubloraのような専用ツールに分けたほうがいい。まずは今週、いつもの作業を1つだけ、無料プランのAIに渡してみてほしい。

