「会議の代わりに動画を送る」を仕組みに。Loom対抗の「Supercut」を調べた

Supercut公式サイトの製品イメージ Uncategorized

「会議の代わりに動画を送る」を仕組みにした、Loomの対抗馬を見つけた


結論:Supercutは、画面録画から共有、AIによる章立て・要約までを1つにしたツールだ。2026年10月17日に公式の料金ページを確認すると、Proは1席あたり月$15(年払い)、14日間の無料トライアルがあった。以前この記事に「金額が見当たらない」と書いていたが、今は確認できる。私は実際にはSupercutを使っていないので、画面の印象や録画品質は書けない。公式情報と、AIで再現した「章立て・要約」の実験で整理する。

Supercut公式サイトの製品イメージ

Supercutで何ができるのか

公式サイトの説明は、「録画→共有→仕上げ→次の行動」の流れで読むと分かりやすい。

  • 録画:macOSとWindowsのネイティブアプリで、画面とカメラを最大4Kで録画できる。対応は macOS 14以降、Windows 10以降
  • 共有:録画が終わった直後に、リンク・メール・埋め込みで共有できる。見る側はタイムスタンプ付きでフィードバックできる
  • AI処理:チャプター分けと要約を付けられる。ミス、無音、フィラーワード(「えー」「あの」)の自動カットもできる
  • 仕上げ:ブランドの適用、動画へのCTAやフォームの組み込み
  • 次の行動:AIアシスタントに質問したり、MCPで他のエージェントに接続したり、動画をドキュメントに変換して引き渡したりできる

想定しているのは、プロダクト、営業、カスタマーサポートのチームだ。公式にはLenny’s Newsletterの運営者Lenny Rachitsky氏が「Loomから完全に乗り換えた」と評価したことが載っている。これは本人のコメントとして掲載されたもので、私が確認したものではない。

他の録画手段との違い

手段 得意なこと 弱いところ
Supercut 録画から共有・要約・次の行動まで一体 チーム向けの有料制。日本語の要約品質は未確認
Loom 知名度が高く、共有ライブラリ、コメント、文字起こしなどのチーム機能がある(比較記事による) 料金と最新機能は公式未確認のため、この記事では比較しない
OBS Studio 無料で録画時間や機能の制限がないと紹介される 共有やAI要約は自分で別に用意する
ブラウザ拡張(Screencastifyなど) ブラウザ中心の作業なら手軽 無料版には時間制限があるという記述がある
編集重視のソフト(Camtasiaなど) 注釈やナレーションまで作り込める 手間がかかり、共有の速さは別問題

比較記事の多くは製品を売る会社が書いている点に注意したい。ここでは「どんなタイプがあるか」を知る目的で使い、料金や制限は各公式で確認してほしい。

料金(2026年10月17日に公式ページで確認)

  • Pro:1シートあたり月$15(年額一括払い)。動画を見るだけの人は無料
  • Enterprise:金額の記載なしで個別見積もり、年額払いのみ。SSO、SCIM、カスタムロール、PII検出、専任のアカウントマネージャーなどが付く
  • 無料トライアル:14日間。カウントはサインアップ時でなく、最初の動画を録画またはアップロードした時点から。トライアル中はProの全機能が制限なしで使え、クレジットカードの登録は不要

注意したいのは、トライアル終了後の扱いだ。動画へのアクセスは残るが、Proに申し込むまで、共有・ダウンロード・アップロードは止まる。「試した動画を相手に送り続けられる」とは限らない。

10人のチームがProを年払いで使う場合は、10 × $15 × 12 = $1,800(為替前)が目安になる。ただし税や割引の扱いは公式で確認してほしい。

AIで「章立て・要約」を再現してみた(Supercutの出力ではありません)

Supercutの強みの1つは、録画を章立てと要約にしてくれることだ。同じ種類の作業がどこまでできるかを知るために、架空の経費精算アプリの説明動画(約4分)のナレーションを書き起こした文章を用意し、Claudeのサブエージェントに「章立て、3行要約、言いよどみを取った文章、見た人の次の行動」を頼んだ。これはSupercutそのものを動かした結果ではない。

返ってきた章立て

  1. 申請の始め方と領収書の添付
  2. 金額確認と勘定科目の選択
  3. 接待時の備考と承認者への送信
  4. 締め切りと差し戻し時の対応

元の説明にあった「毎月25日が締め切り」「接待は参加者の名前と人数を備考に」「金額は自動入力だが目で確認」という、見落とすと困る3点は、要約にも整えた文章にも残っていた。「えー」も取り除かれ、200字以内の整った手順書になった。

一方で、次の行動として「今月25日の締め切りまでに申請する」という一文が付いた。元の話は「毎月25日が締め切り」だけで、「今月」「手元の領収書を使って」は付け足しだ。便利だが、こうした言い換えは元の動画と違うこともある。AI要約をそのまま共有するときは、数字と日付が元の発言通りかを人が確認する運用にしたい。Supercutで同じ確認が必要かどうかは、私は試せていない。

導入前に確認したい注意点

  • 日本語の精度:公式ページは英語で、日本語のチャプターや要約の品質は確認できていない。有料にする前の14日間でテストしたい
  • トライアルの始まり方:最初の録画から14日。録画のテーマ(社内マニュアルなど)を決めてから始めると無駄が出にくい
  • トライアル後の制限:申し込まないと共有・ダウンロードが止まる。残したい動画は先にどうするか決めておく
  • 情報管理:SOC 2、ISO 27001、GDPR、UK GDPRへの準拠を公式が掲げているが、自社の規定に合うかは別問題。画面に顧客情報が映る録画では特に確認する
  • 運営会社:公式には Float Labs Limited(2024年設立と記載)とある。比較的新しいサービスなので、長期の運用前提なら事業の継続性も見ておきたい

よくある質問

Q. 無料で使えますか?
A. 14日間の無料トライアルがある。カード登録は不要。トライアル後は有料のProが必要。視聴する側は無料とされている。

Q. Windowsでも使えますか?
A. Windows 10以降とmacOS 14以降に対応と書かれている。

Q. 「えー」や無音は自動で消えますか?
A. 公式には自動編集の機能として記載がある。日本語でどこまで効くかは私は試していない。

Q. 録画を他のAIに渡せますか?
A. MCPで他のエージェントに接続し、動画をドキュメントにして引き渡せると案内されている。

Q. Loomから乗り換えるべきですか?
A. 私はどちらも使い込んでいないので断言できない。録画の頻度、必要なAI機能、チーム人数を決め、14日の無料期間に、いまのやり方と同じ動画を1本撮り比べるのが確実だ。

試すなら:14日間のトライアルの使い方

トライアルは最初の録画から14日で、Proの全機能を使える。公式の条件から私が組んだ段取りで、実際に試した手順ではない。

  1. 録画する題材を決める:毎回口頭で説明している手順など、繰り返し使う内容を1本選ぶ
  2. 同じ内容を2通りで作る:いまのやり方(文章や別ツール)と、Supercutで1本ずつ作り、受け取る人に分かりやすい方を聞く
  3. AI要約を点検する:数字、日付、固有名詞が元の発言と合っているかを見る
  4. 共有の流れを試す:リンクを開いた人がコメントを付けられるか、社外の人にも渡せるかを見る
  5. 期限前に判断する:残したい動画のダウンロードの要否を決め、Proに進むか、見送るかを決める

まとめ

Supercutは、画面録画を「撮って終わり」ではなく、要約・章立て・次の工程への引き渡しまで続けるツールだ。Proは1席あたり月$15(年払い)、14日間無料(2026年10月17日確認)。私は実機未検証なので、画面の使い心地は自分の目で確かめてほしい。試すなら、毎回口頭で説明している手順を1本だけ録画し、AI要約の数字と日付が合っているかを見るのがよい。

→ Supercutを見てみる

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