紹介文を「150文字以内」でClaudeに頼んだら、本当に収まっていたか数え直した

架空のパン屋の紹介文を150文字以内に縮めるようClaudeに頼んだ画面 Uncategorized

チラシやお店の紹介欄など、文字数の決まった枠に文章を収めたい小さな会社の人に向けた話


チラシの紹介欄、Googleマップのお店の説明、求人サイトの掲載欄。小さな会社で働いていると、「〇文字以内」という枠に文章を収める作業が意外と多い。書きたいことを全部入れると必ずはみ出すので、削って、数えて、また削る。地味に時間がかかる作業だ。

そこで、紹介文を縮めて文字数まで教えてもらうところをClaudeに頼めるか試してみた。最初に断っておくと、これは実在するお店の話ではない。試すために自分で作った、架空のパン屋の紹介文だ。

実験:架空のパン屋の紹介文を、150文字に縮めてもらう

駅から徒歩5分の住宅街にある小さなパン屋、という設定で、営業時間や人気商品などを詰め込んだ長めの紹介文を用意した。これを渡して、次のように頼んだ。

うちのパン屋の紹介文、チラシの枠が150文字までしか入らないので、150文字以内に縮めてほしいです。縮めたあと、何文字になったかも教えてください。

返ってきたのは、縮めた紹介文と「文字数:147文字」という申告、そして何を削ったかの説明だった。

架空のパン屋の紹介文を150文字以内に縮めるようClaudeに頼んだ画面。縮めた紹介文と「147文字」という申告、縮め方の説明が返ってきている(実験用の架空の紹介文)

※画面は、実際のやり取りの文面をそのまま、見やすく再現したもの。マーカーと下の一言はこちらで追加した。

数え直したら、147文字は正確だった

AIは文字数を数えるのが苦手、という話を聞いたことがあったので、正直、ここはズレているだろうと思っていた。ところが、縮めた紹介文をプログラムで1文字ずつ数え直すと、ちょうど147文字。Claudeが書いていた数え方(句読点・数字・記号もすべて1文字)どおりで、申告は合っていた。

さらに、「チラシの入力欄によっては、数字や『%』などの半角文字を0.5文字として数えることがある」という注意書きまで付いていた。ここまでは、頼んだ以上の答えだった。

ところが、「収まります」と言い切った案は151文字だった

引っかかったのは、縮め方の説明の中の一行だ。削った「午前中に売り切れてしまう日もあります」について、Claudeはこう書いていた。

入れたい場合は、「お散歩ついでに〜」の一文と入れ替えると150文字以内に収まります。

人気の食パンが売り切れる話は、お店の魅力として入れたくなる一文だ。そこで、言われたとおりに入れ替えた文を自分で作り、同じ数え方で数えてみた。

入れ替えた文(Claudeの返答ではなく、提案に従ってこちらで作成したもの)は次のとおり。

駅から徒歩5分、住宅街の小さなパン屋です。毎朝4時から店主が手ごねで焼く30種類以上のパンが並びます。一番人気は北海道産小麦100%のもちもち食パン。保存料不使用で、お子さまにも安心です。イートインで焼きたてパンとコーヒーも楽しめます。営業7時〜18時、月曜定休。午前中に売り切れてしまう日もあります。

結果は151文字。Claude自身が書いた数え方で数えると、150文字の枠を1文字はみ出す。同じ返事の中で、自分の書いた文の文字数は正確だったのに、「入れ替えれば収まる」という案のほうは数えずに言い切っていたことになる。

念のため書いておくと、Claudeが注意書きで触れていた「半角を0.5文字として数える欄」なら、入れ替えた文は145.5文字で収まる。つまり、収まるかどうかは載せる先の数え方次第で、「収まります」と断言できる状況ではなかった。

なお、この試しは1回だけだ。同じ頼み方をしても、毎回同じ誤りが出るとは限らない。逆に、今回正確だった147文字のほうも、毎回正確だとは言えない。

頼み方を3ステップにすると

  1. 枠の文字数と、数え方を先に伝える。「150文字以内」だけでなく、「半角も1文字で数える」など、載せる先のルールが分かっていれば一緒に渡す。今回は数え方を伝えていなかったので、Claudeは両方の可能性を注意書きで補っていた。
  2. 縮めた文の文字数を、申告させる。今回のように「何文字になったかも教えて」と一言添えると、数え方まで書いてくれた。
  3. 代わりの案が出たら、「その案だと何文字?」と聞き直す。今回誤っていたのは、数えた文ではなく、数えずに出された案のほうだった。ただし、聞き直したら正しく数えたかどうかは、今回は試していない。

任せきりにしないための確認ポイント

  • 最後は、載せる先の文字数カウントで確かめる。チラシの入稿フォームや掲載サイトの入力欄で実際に入れてみるのが一番確実だ。AIの申告も、自分の目算も、載せる先の数え方とは違うことがある。
  • 「収まります」「大丈夫です」という言い切りほど、数字で確かめる。今回の151文字は、言い切りの一文の中にあった。丁寧で自信のある書き方ほど、確かめる手間を省きたくなるので注意したい。
  • 削られた内容が、本当に削ってよいものか見直す。今回は「食パン、クロワッサン、季節のフルーツを使ったデニッシュ」という商品名が「30種類以上のパン」にまとめられていた。何を残すかは、お店のことを知っている人が決めたほうがいい。

Claudeが黙って何かを前提にしていた例は、走り書きの会議メモを議事録にしてもらった話でも見つかった。文面の中に、渡していない事実が自然に混ざる例は値上げのお願いメールの下書きを頼んだ話に、数字の確認を頼んだ例はわざと間違えた見積もりの合計を検算してもらった話にまとめている。

まとめ

架空のパン屋の紹介文を150文字に縮めてもらったところ、Claudeが申告した「147文字」は数え直しても正確だった。一方で、同じ返事の中で「入れ替えれば150文字以内に収まります」と言い切った案は、実際には151文字で1文字はみ出していた。縮める作業そのものはかなり楽になるが、数えずに出された提案ほど、自分で数え直す。そして最後は載せる先の文字数カウントで確かめる。それが今のところ一番安心できる使い方だと感じた。次は、「その案だと何文字?」と聞き直したときに、Claudeが自分で誤りに気づくかを試してみたい。

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